HOME>記事一覧>繊維素材の中で麻の種類に属するものにはどんなものがあるのか その特徴は

目次

麻というより正しくは麻の種類のひとつ

布

リネンという素材は、夏に用いられることが多く、肌に付いてもさらっとしているので涼しいイメージがあります。生地について詳しい人以外は、「リネン」イコール「麻」と考えている場合もあるでしょうが、厳密に言えば、麻の種類のなかのひとつに該当します。麻というのは、本来アサ科に属する草木からできた繊維を総称するものでしたが、アマ科であるリネンやその他を含めて麻と呼ばれるようになっています。例えば、ジュートやヘンプなども同じように麻の種類に属するものです。

歴史をひもといてみると最古の繊維であった

リネン生地の歴史は古く、紀元前8,000年までさかのぼることができます。古代の神話によると、イシスという女神がリネンを作ったのが始まりであるというエピソードがあり、その後も神事において用いられることが多いものでした。

洗濯など取り扱う際に気をつけたい点は

リネンを長く使うためには、正しい方法で扱うことが何よりも大切です。リネン生地は、水には強いとされていますが、繊維が縮みやすいというデメリットも持っています。特に高温の水には注意が必要で、洗濯する際の水温は30度を超えないようにしましょう。また、シワになりやすい特徴がありますので、他の繊維より脱水時間は少なめにすると良いです。さらに、色もちを良くするためにはアルカリ性ではなく、中性の洗剤を用いるようにしてください。

広告募集中